初めての…
西日本産業
業務管理本部の大石です。
1ヶ月ほど前のことなのですが、私は52歳にして初めての経験をしました。
それは正月の3日のことです。飲んで食べて寝ての生活もそろそろ飽きてきたし、年末から全く体を動かしていなかったので、散歩でもしようと思い立ちました。
お昼すぎくらいに自宅を出て近くの川の土手を歩き、そこから国道34号線へ向かい、佐賀方面に歩いていきました。
さすがに正月三が日ということもあり、いつもはトラックや乗用車が多い国道も混んでおらず、車はまばらでした。
天気も良かったので、気持ちよく歩いていたら、だんだんお腹が空いてきました。自宅近くの国道34号線沿いには、何軒かラーメン屋があるのですが、あいにく3日から開いているお店はありませんでした。
そうこうしているうちに、佐賀競馬場の近くまでやってきたら、駐車場は車でいっぱいでした。競馬開催日なら中にある食堂も空いているだろうと思い、入ってみました。
私は鳥栖に住んでいますが、競馬場に来たのは小さい頃に父親に連れてこられて以来です。全く勝手がわからなかったのですが、他の人が入場券を買っていたので、私も100円払って入ってみました。
入り口のすぐ右側にラーメン屋があったので、そこに入ってみました。メニューは色々ありましたが、私は特製ラーメンを頼んでみました。
ラーメンを食べ終えて帰ろうかと思ったのですが、せっかく入場券まで買って競馬場に入ったのだから、ちょっと馬券でも買ってみようと思い、建物の中に入ってみました。
中には年配の男性が多かったのですが、家族連れや若い女性もいます。
佐賀競馬場のレースは15時過ぎに開始するらしいのですが、すでにみんな手に馬券を持って、モニターを食い入るように見つめています。どうやら別の競馬場のレースに賭けているようです。
競馬場に入ったものの、どうやって馬券を買って良いのかもわからず途方に暮れていましたが、とりあえず佐賀競馬場のホームページをチェックしてみることにしました。
そこには馬券の買い方の説明や、出走表、競馬予想新聞などもあったので、とりあえず馬券を買うためのマークシートと鉛筆を手にし、説明を見ながらマークしてみました。
しかし、競馬の経験がない私は、出走表を見たところでどんな馬なのか、どんな騎手なのかも知らないし、記号の見方も全くわかりません。そこで、競馬予想で何人か予想している馬を中心に買ってみることにしました。
たまにニュースなどで、三連単ですごい倍率の当たりが出たなどということを聞いたことがあったので、三連単で勝負することに決めました。
予想新聞を見ると1番人気・2番人気の馬がわかったので、その2頭を中心に4種類、1レース400円を上限に、帰宅の時間を逆算して第4レースまで買うことを決めました。
その日は天気が良かったものの、椅子に座ってじっとしていると足元から冷えてきます。ありがたいことに、場内には無料のお茶サーバーがおいてありましたので、温かいウーロン茶で暖を取りながら、マークシートとにらめっこをしていました。
すると沢山の人が競馬場の中庭へと移動しています。何事かと思いついていってみると、テレビの競馬中継で見たことがある、パドックを厩務員に引かれて回る馬たちがいました。
もちろん、私には馬を見てもその状態の善し悪しなんかわかるはずありません。でも間近で見る馬はとても綺麗で華奢に見えました。
とりあえず1番人気と2番人気を固定し、3着を4頭選んで馬券を買ってみました。
そしていよいよ第1レースがスタートです!私は席ではなく、馬場のすぐ前の柵に寄りかかって走る馬を眺めていました。まるで宙を飛ぶような勢いで走る馬は、なんとも言えない美しさがありました。
コースを一周していよいよゴールです!しかし私が買った馬券は外れてしまいました。3着に不人気の馬が入り、なんと配当は7千円を超えていました。
第2レースも同様に人気順に買っては見たものの、見事に外れ。
第3レースは当たりました!ただし1番人気がある組み合わせだったので、配当は800円ほど。これでは赤字です。
第4レースは掛け金を倍の800円にし、4種類は順当な組み合わせで買い、4種類はあえて1番人気を外してみました。
そしていよいよスタートです!途中までは1番人気の馬は遅れていましたが、途中から怒涛の追い上げを見せました。
そしてゴール前で、私が買った3番めの馬に1番人気の馬が並びかけ、思わず「行け行け!逃げろ!」と声を出してしまいました。
馬たちはゴールラインを駆け抜けていきましたが、目測では着順がわかりませんでしたので、ビデオ判定待ちです。
すると私が買っていた馬が先にゴールしており、電光掲示板にも結果が表示されました。見事5,600円ほどつきました!
これで最終的に2千円投資をし、6,400円ほど回収できたので、十分すぎる結果となりました。
しかし、明らかなビギナーズラックであり、今後も競馬にハマることはないでしょう。
なにせギャンブルなんて結局は親が勝つと決まっているんですから。
明日は資産管理本部の柿川さんです。